交通事故の後遺症は治るのですか?

Q、交通事故で残ってしまった後遺症は、いずれ治るものなのでしょうか?

私は交通事故に遭って怪我を負ってしまいその結果、むち打ちですが、後遺障害が残ったとして認定されました。
またその際には、逸失利益や慰謝料なども支払われているのですが、交通事故による後遺症害というのは今後一生治らないものなのでしょうか?
それとも少しずつ症状が回復し、ほとんど痛みなどを感じずに生活をすることができるのでしょうか?
まとまったお金を頂いていますので、それだけ治りにくいということはわかりますが交通事故から3年ほどが経過した今でも時々痛みが出たりすることがありますので、今後の生活が心配です。

年齢を重ねていけば、今感じている痛みなどもさらにひどくなってしまうのではないかという不安もあり、何とか少しでも良くなってくれないかと願うばかりなのですが、やはり様々な検査をして後遺症害として認められたからには今後治ることはないのでしょうか?
また今回の交通事故による後遺症害が引き金となり、さらに症状が悪化してしまうことや他の部位にも症状が飛び火してしまうようなことがあれば、当時の加害者側に対して何かしらの請求が行えるものでしょうか?

A、後遺障害は基本的に治るものではありません。

事故による後遺症害というのは、基本的に完治するものではなく今後うまく付き合っていいかなければならないものや、その他手足の切断をはじめとして失明など簡単には回復することができないものとなっています。
例えば1時的に痛みや腫れなどを感じることがなくても、やはり季節的な問題で再び痛みが出たりすることはあるでしょう。
上記の質問内容に書いてあるとおり、今後痛みが極端にひどくなってしまうことや他の部位にもさまざまな症状が出てしまう内容について、必ずしも加害者側に請求ができるとは限りません。

すでに事故の示談が成立しているようであればその時点で、遺失利益や慰謝料を受け取り、事故については全て水に流し、忘れるという意味で示談が成立していますので簡単には加害者や加害者の保険会社側も取り合ってはくれません。
ただし今回のように怪我をしてしまったむち打ちでの後遺障害によって、明らかにそれが引き金で首が動かなくなってしまったというケースや腰が動かなくなってしまったというケースでは徹底的な検査を行った上で今回の交通事故との因果関係が認められれば請求することができます。

しかしその場合であっても質問者様ご本人が加害者や保険会社に話をするだけでは取り合ってもらえず、最終的には弁護士さんを通じて話し合いをすることになるでしょう。
前述しましたが、あくまでも交通事故との因果関係が認められなければ請求しても保証されるものではありません。
因果関係を認めるためには交通事故による後遺障害や、その他症状に詳しい医療機関で様々な検査を受ける必要があり、まずはそこでの費用を自分で支払わなくてはなりません。

万が一そこで、因果関係が認められないということになれば当然ですがここでの費用などは全て自腹となってしまい、加害者側に請求することはできないと覚えておきましょう。
原則として示談が成立した以上はその後の請求を受け付けてくれる保険会社などはありませんが、上記した通り認められたケースでは、弁護士を通じて保険会社に交渉することで改めて後遺症認定が行われ、差額分の慰謝料や逸失利益が支払われるようなケースもあります。
ただし全てではありませんので少々の変化等では前向きに考えないほうが良いでしょう。
あまりにも症状がひどくなってしまった時には、医療機関に相談をした上でその後についてを検討していくと良いです。